kasui 大人と子どものための書道教室

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はら

暦の上では立冬を迎えましたが、気候としては
まだ晩秋を呈し、木の葉が色づくのもこれから。

教室では、書き初め作品書きの真っ只中!
何度も繰り返し書き込み中です!!
教室内は、しんと静まり、真剣に取り組む子ども
たちの姿がありますが、先週よりは今週、1枚目
よりは2枚目、3枚目と、書けば書くほど上達が
見られます。出品するからにはあきらめず、締め
切りまで、悔いのないよう書き切ります。

ちなみに教室内は、床に毛氈を敷いた上に正坐を
して書いています。どうしても正坐ができないと
おっしゃる大人の方向けに、一台だけ机と椅子を
用意していますが、正坐をして正しい姿勢を保ち
ながら書くことで、落ち着きと集中力も得られる
と思っています。正坐をし、腰を据え、肚を据え
ることで呼吸も深くなり、身体感覚も鍛えられる
のではないでしょうか。はじめは足がしびれると
か、足のかたちが曲がる?!などと言っていた
児童生徒も、自然に坐れるようになっています。

日本の身体文化は、腰と肚にあると、教育学者の
齋藤孝先生の著書にありますし、腰、肚を据え、
深い呼吸をすることで、自律神経が安定し、簡単
には動じない、ブレない心身がつくられると思う
のです。

そして、特に肚は大事!
あえて腹ではなく、肚と書くのかについては、単
に「复」の重なるという基幹記号ではなく、人間
のもっとも核心となる部分であると思うため、土
が相応しいと思うからです。陰陽五行思想では、
土は中心を意味しますし、古来の人々が「はら」
に土の漢字をあてたのには、深い理由があるはず。

大正時代、常用漢字の指定により、失われつつあ
る漢字のなかには、古人の大事なメッセージが含
まれているはずなのです。

そのようなことを考えながら、教室の書き初めの
様子を少し。

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