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kasui 大人と子どものための書道教室

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旧正

昨日は、会期最終日だった静嘉堂文庫の
『江戸のエナジー 風俗画と浮世絵』展へ足
を運びました。その前の週は、教室のKさん
から招待券をいただいた、東京ステーション
ギャラリーでの『河鍋暁斎の底力』へ。
いずれも浮世絵を中心とした、版画ではない
肉筆の作品ばかりを集めた展覧会。絵師それ
ぞれの卓越した筆づかい、躍動感ある運筆の
勢いや軽快さを感じ、水墨画のような筆墨表
現も美しく興味はつきませんでした。

浮世絵の「浮世」は、中世まで「憂世」と書
いたそう。憂うことの多い世の中を悲観した
厭世的なものとする概念だったようです。
それが江戸時代に入り、そのような世を快楽
的に生きようとする概念へと変化したのは、
庶民のエナジーがあったから。
そのため浮世絵には、当時の人々が織りなす
イキイキしたありのままの描写があり、江戸
の平和で自由闊達とした享楽的な時代が垣間
見えます。ただ、浮世絵の題材の幅は広く、
賛否のわかれる表現もありますが、それを含
めてその時代の象徴であり、そこに正誤はな
いと思います。

あえて正誤というなら暦でしょうか。
太陰太陽暦を用いて生活をしていた江戸時代、
正月は立春にもっとも近い新月の日とされ、
今年であれば2月12日に旧正月を迎えます。
陽暦で生活する現代の日本、旧正月を意識
する機会など、まずもってなくなりました。
ただいつも感じるのは、陰暦を知れば理解を
深められることが、日本の暮らしに多いとい
うことです。もしかすると取り込むエナジー
も違うのかも?!と思ったりします。

なにが正しいかはわかりませんが、自由に楽し
む精神力を、江戸時代から学ぶことも有用であ
るとわかります。そして、迷うようなときは、
海や山など万物である自然から学ぶことにつき
るのではないでしょうか。

書き初め誌上展出品作
淡墨で自由にこだわらずはみだし書く!笑

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