kasui 大人と子どものための書道教室

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硬筆の課題から『百人一首』

田子の浦にうち出でてみれば白妙の
富士の高嶺に雪は降りつつ

小倉百人一首4首目、中学生の硬筆課題です。

浜辺に出て遠くを見上げると、雄大な富士の景色
が目に入る。その視点移動で富士の荘厳さを見事
に表現した、語調の美しい叙景歌ですが、これを
行書で書きます。

田子の浦ゆうち出てみれば真白にぞ
富士の高嶺に雪は降りける

こちらは、原歌で万葉集に見られますが、ほんの
数文字なのに、結句の用い方が違うだけで、印象
も変わります。風景や自然がそれぞれに最も美し
く見える状態を、言葉で浮かび上がらせ、限定さ
れた文字数の中に心情を詠みつくす和歌は、言葉
の芸術だと思います。
そして、それをつづるのが文字!

中学時代は何かと忙しいものですが、古典にふれ
ることで、日本の美意識や奥深い表現を知り、
これからのさまざまな学びにいかしてもらえたら
うれしいです。

そして、よろこびのお知らせ。
書初め誌上展半紙の部の課題『百人一首』で、
みごと奨励賞を授賞した小学4年生のKちゃん、
先日、上野の本校舎にて授賞式がありました。
総出品点数が2000点を超える中から、4年生では
上位5名の中に入りました。うれしいことです。
3年生のときから教室にかよい始め、この誌上展
は2回目。いつも真剣に取り組む姿勢、納得が
いくまで諦めない気持ちの強さで、しっかりと
結果を出しました。この姿勢や強さは、これから
先もいろんな道を拓いてゆくうえでの大切な力に
なるでしょう。
ますますの成長が楽しみです。

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