kasui 大人と子どものための書道教室

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解らないから魅力

先週開催された前田先生の支部展は、
構成、配置、色彩、さまざまに思考が凝ら
され、本当に素晴らしかった。
特に今回のために書かれたいくつかの作品は
先生の深い思いが感じられ、ぐっとくるもの
ばかりでした。いつも、たゆまぬ研鑽を続け
ておられるお姿はキラキラしていて、尊敬
する先輩のお一人です。

そして、本校創始者である大溪洗耳先生の
作品もいくつか展示がありラッキーでした。
先生の書、またそれに対する考え方は、誰も
が簡単には近づけない、気高さと尊さがあり
ます。

「なに故に書道を続けているのか、なに故に
書から離れられないのか自問したことが何度
かある。書が崇高な芸術だから続けているの
ではない。これだけは確かである。
書ほど入り易く、先に進んで難解で、普遍性
の低いものも他にない。
書には説明できない独自性がある。~中略~
所詮全部は理解できない世界である。
書は解らない。解らないなら解るように表現
しようではないかなどと思うのは実に情け
ない芸者根性である。解らない魅力にひかれ
て三十六年も続けてきた。
解らないから魅力があるのかも知れない」
『私の書道観』 昭和58年5月26日
広論社 現代書道小見より

先生の足下にも及ばない私でも、
解らない魅力にひかれ、書けば書く
ほどその思いは強くなるばかりですが、
それでも、ひとつ解ることは、
自分を信じて続けること!

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